風間ルミさんの訃報を受けて元過多月経民より
元女子プロレスラーの風間ルミさんの訃報を受けてブログを拝見したのですが、衝撃的でした。
・外出しようとするも頭がクラクラして立てない〜😵
・「気合の問題だろ!」と気合を入れ直すも玄関でしゃがみ込んでしまう。。。。
・突然目がクラクラして来て、文字が二重に見え始め、立っている事が辛くなって来て(ヤバイ❗️倒れるかも💦) こんな所で倒れられないよ〜❗️
ボディメンテ終了❣️倒れるかと思った | 風間ルミのBlog〜enjoy美life〜
まるっきり、過多月経による重度貧血で緊急入院・輸血措置を受ける前の私と同じです。
私もゆっくりゆっくり歩くのがやっと、買い物の最中に「やばい!」と思い座って休憩、家の中でも普通に家事がこなせず、歯磨きの最中すら立っていられずしゃがみこんでしまう、固形物を食べるのがしんどくて、でもカップアイスですら半分も食べられない…そんな状態でした。
関係者は「周囲には、婦人科系の疾患は慢性的にあるという話はしていたが、大きな病気は聞いていない」と話した。
訃報記事からの引用ですが、とんでもないです。風間さんの死因ははっきりしていないものの…
婦人科系疾患は決して「小さな病気」ではありません。「子宮内膜症で死ぬなんてないから他の病気かな」といったコメントもSNS上では見られました。
過多月経は貧血を引き起こし、貧血は放置すると心臓に負担をかけていきます。少し動いただけでもバクバク、その状態が解消されないまま過ごしていたらどうなるか。
私も今すぐ輸血!となった時、病院で「いつ倒れてもおかしくなかったんですよ」と言われました。入院中も輸血しながら心電図は24時間つけっぱなし。輸血を受けて体感的には楽になったように思っても頻繁にアラートが鳴り響き、夜中でも看護師さんが飛んできました。
婦人科系疾患はとかく軽く見られがちです。
生理で体調が悪いというと「体調管理がなっていない」なんて言われてしまうということも聞きますが、本当にとんでもないです。
過多月経やそれに伴う貧血は自分でどうにかできるものではありません。医療的ケアを受けなければ命に関わる事態を引き起こす危険があるんです。「自己管理」と結びつけるのであればせめて婦人科で治療を受ける、それでもなお疾患が暴走してどうしようもなくなる場合があります。そんな時に周囲がすべきことは、「生理くらいで」と我慢をさせることではなく、しっかり治療することを勧めることです。
ちなみに私の場合は次の通院日が決まっていて、その時に相談しよう…と引き延ばしてしまったのが貧血を進行させた要因になりました。通院日の1週間前(まだ普通に歩けていた)に「出血が2週間止まってなくてさ〜今朝は布団汚したし」とぼやいたら「すぐ病院に行くべきでは!?」と言ってくれた友人もいたので、その友人が正しかったということになります。
風間さんは55歳で過多月経に苦しんでいらっしゃいました。
「一般的には」閉経は50歳前後といわれていますが、子宮疾患があると閉経が遅れる傾向があるともいわれています。
私は子宮全摘で人生を取り戻すことができましたが、60歳近くまで生理と付き合っていかなければいけない状況だったら本当につらかったと思います。
出血が多かったり貧血を自覚している方がいれば、放置しないで婦人科で治療を受けてください。
貧血の方がちょっと動くと息切れするのは運動不足ではありません。心臓が悲鳴を上げています。無理に運動しようとしてはいけないんです。自分を助けてあげてください。
1人でも多くの人が我慢することなく、適切な治療を受けて人生を取り戻せますように。