子宮全摘を控えた独身子なしアラフォーのブログ

女だけど子宮いらない〜全摘でQOL爆上がりしました〜

子宮筋腫(粘膜下筋腫)で過多月経&貧血に苦しみ、ようやく子宮全摘を勝ち取った独身子なしアラフォー会社員のブログです。

世界避妊デーで考えるべきは緊急避妊のことではない

9月26日は世界避妊デーです。

なんだか、政治家までがこぞって「緊急避妊薬を薬局で」タグを前面に出していることに違和感がありまして…

気にするの、そこじゃなくない???

そもそも緊急避妊なんかしなくていいように、女性主導の避妊法の普及が必要なのでは???

政治家、それに向けて活動してくれません?????

 

どうも今の日本の話の流れだと、定期的に婦人科に通うとか日常的にピルで生理をコントロールしてQOLを上げるとかはどうでも良くて、ゴムをつけたがらない男とのセックスは我慢して「せめて妊娠だけは防がせて!!!!!!!!!」と言ってるように見えるんですよね…

そりゃあね、正しく使ったつもりでもゴムが破れたとか外れたとか、そういうこともあると思うんです。

そんな時、72時間以内に行ける婦人科が全くないかっていうと、さすがにそうだろうか?と思わざるを得ないというか。もちろん一刻でも早くというのは大前提なので、翌朝すぐにでも薬局で買えたら良いと思うのも分かるんですけどね。

薬局に緊急避妊薬を置くなと言いたいわけではなくて、せめて同時に取り組むべきことがありますよねというのを、推進派の皆さんにも「それは置いといて」にしないで欲しいと思います。どうも、市販市販と騒がれる背景が「一刻も早く」と同時に「誰にもバレずにこっそり」という印象もあって、単に薬局で買っておしまいという性質の薬ではないでしょうにと思わざるを得なくて。

薬局にアフターピルを買いに来た女性には、一定期間経過後に状況の確認をした上で最寄りの婦人科につなぐ…くらいのフォローがあってもいいくらいだと私は思ってます。未成年ならなおさら。

そういった意味では、マイナンバーカードのお薬手帳化もいいなと思いますね。同じ人が何度も購入していたらパートナーからのDVという可能性もありますので、妊娠を防ぐだけでは解決になりませんし。

アフターピル市販化を掲げる皆さんからは「そうじゃない」と言われてしまうんでしょうけど…

ピルが無料で入手できる国との圧倒的な性教育、婦人科受診習慣の差は無視できません。それを解決せずに「ピルが簡単に手に入る」状況だけを先に作り上げるのは危険ではないかと、長年ピルを飲んできた立場としては思います。

 

ちなみに「親に保険証も何もかも握られていて病院に行けない」は全くの別問題です!

それはそれで、政治家の皆さんにはそういう女性を救うべく活動して欲しいと思います。