入院番外編:個室のメリット
今回、個室で入院しました。室料はかかりましたが、結果的には良かったと思っています。
理由としては…
- 何はなくとも気が楽
- トイレやシャワーの順番待ちがない
- ガス出し放題
- 軽い運動もできる
- 時世的にコロナ対策としても◯
1.何はなくとも気が楽
私は大部屋で結構ストレスを感じてしまうタイプです。これが一番の理由でした。
普段一人暮らしをしていても就寝時には耳栓をしているくらいなので、他の人(複数人)の生活音や看護師さんとの会話が常に聞こえている環境で、術後のつらい時間を落ち着いて乗り切れるとは思いませんでした。
逆に自分が出す音についても、荷物の整理や夜中トイレに起きた時など、個室なら他の患者さんを起こしてしまうこともありません。術後2日くらいは気管チューブの影響で空咳が出たりもしたので、ちょっとコロナ禍では他の方が気にするだろうな…と思ったりもしました。
精神的な安息はかなり重要ポイントだったと思っています。
2.トイレやシャワーの順番待ちがない
大部屋に入っているとシャワーは時間予約制ですし、ごくたまにトイレの個室がいっぱいで待つこともあります。今回は手術前日に下剤や浣腸で何度もトイレに行く必要がありましたし、用を足すにも一人の方が気が楽です。
また、シャワーも解禁されてから毎日浴びられました。時間も決まっていないので、特に術後最初のシャワーではしっかり洗うことができました。上がった後の身支度もゆっくりできて良かったです。ドライヤーはナースステーションから借りるのではなく病棟の洗髪室に複数台あり、常にゼロにはならない状態だったので、任意のタイミングでそれを使えました。
3.ガス出し放題
これ意外に重要じゃないですか!?個室入院の手術経験者はきっとそう言うはずです。
私は腸の動きが良かったようで、術後に部屋に戻ってきてまだ家族の付き添いがあるうちからガスが出ていました。その後も食事をするごとに腸がクルクル…便が出るようになってからは朝起きてしばらくしたらクルクル…からの、ブッ。この「ブッ」を思い切りできる環境で良かったと思います笑 いや、笑い事ではなく。
4.軽い運動もできる
大部屋のカーテンの中って狭いんですよね…というのと、飛んだり跳ねたりしなくても屈伸やらストレッチやらで衣擦れの音をずっと立てていると、周りの患者さんに悪いかなと。
個室の中では自由に動けて、リフレッシュにもなりました。
5.時世的にコロナ対策としても◯
これも今回個室を選んだ大きな理由です。トイレ、シャワー、洗面台がついた部屋だったので、「不特定多数との共用」がなかったのはリスク低減につながったと思います。もちろん、個室内でも手洗いうがいや手指消毒、触った場所の拭き取り、マスク着用など、できることは常にやるようにしていました。
看護師さんが来てくれた時につけていたニュースを見ながら言っていた、「ワクチンを1日100万人なんて無理ですよ、こっちだって少しずつしか入ってこないのに…」というぼやきが忘れられません。未だ医療従事者にも行き渡っていないんですよね…。患者ももちろんPCR検査で陰性となって入院してはいるのですが、リスクの高い仕事ながら献身的にお世話をしてくれて、本当に感謝しています。
以上が今回感じた個室のメリットでした。